湖面の底

見たアニメだったり推しだったり、多分酷いことになる

人生で初めて同人誌出した話

そういう話

まあいきなりタイトル詐欺すると以前合同誌に寄稿させていただいたことはありました。個人で出すのが初という話ですな。

何を書くって、まあただ何をどうしてどうやったよってだけの手順書ですが、最後に宣伝もします。あと推し作品の宣伝もする。

まあそういう感じのいつもと変わらないノリのやつです。

まず印刷所を決めよう

印刷所どうしよう、から始まりました。

まあ前回の合同誌でお世話になったのを参考に……ってことで、その本の奥付みて印刷所チェック、サイトを見てみる。

今回使ったのはしまや出版さん。

www.shimaya.net

へえー印刷プランいろいろある……ぶっちゃけよくわかんねえな……などとなりつつ、

「文芸セット特設ページ」なるものを発見。

www.shimaya.net

文字書きさんにとって使いやすい、と謳っているし正直カバーとか馬鹿みたいにハードル高いと思ってたので、助かりました。

この中から今回選んだのは「文芸オンデカラーカバーセット」。

www.shimaya.net

決め手としては

  • 用意されたデザインから選んでカバーを付けてくれる、フルカラーが約300種類
  • 同じく表紙デザインも選べる、単色約200種類
  • 10部からの少部数で刷ってくれる

こんな感じで決めていきました。

分かったことはめちゃくちゃ広い範囲のオーダーに応えてくれるということ。

あと分からなかったときは問い合わせすればそのように見積り組んでくれて、それがめっちゃ助かる……。チキン発動してメール問い合わせしたら向こうから電話来て、めちゃくちゃ申し訳なくなったので次から気を付けようと思った。

印刷所を先に決めたのは後から考えたら正解だったなーって思いますね。

原稿を作ろう

まず色々経緯の説明。

2019年1月、私はある作品に出会ってしまいました。

その名も「キラッとプリ☆チャン

www.amazon.co.jp

推しが出来たり記憶を失ったり色々あって、筐体ゲーム(よくヨーカドーとかに置いてあるあれ)のマイキャラで小説未満SS以上くらいの何かを書き始め、privatterに載せていました。

今回本にしようと思ったのは、最後まで書き終えて、色々応援貰ったりして、よっしゃやるかって感じで、なので原稿自体は大方できていたわけです。ずるい。

今回ここからやったことは

  1. 章立てに構成を変更
  2. JASRACへの申請
  3. あとがきや目次などの追加
  4. ページ数の調整・計算

順番に行きましょう。

1.章立てに構成を変更

これは私の載せ方の問題で、「第一幕の1」みたいな形で、章をさらに3、4分割した形で載せていたので、これをまとめて調整したりしました。

載せ方の問題ですね……書き方……。

2.JASRACへの申請

これもまた特殊ケースな気がしますが、原作の作中曲の歌詞を各所で使用していました。ライブシーンとか書いててそこで。

www.jasrac.or.jp

なので使用した楽曲について、歌詞使用の申請を行いました。これ権利大丈夫?って指摘してくれたフォロワーさん感謝です。

でまあ色々調べて他の権利関係まとめてる協会とか調べて結局JASRAC管理ってことが分かって、申請書に必要事項を記入した、と。まあそんなに煩雑なことでもなかったです。

3.あとがきや目次などの追加

あとがきとか目次、あと今回はキャラ紹介入れたり、書き下ろし掌編入れたり、楽曲の許諾記載入れたり、そうそう奥付も入れて……。

色々やったな、ここが大事な気がする。

書き下ろしは、改稿したとはいえお金をいただくものである以上、何か追加の要素がなくてはな、と思って追加いたしました。短いものなので、そこまで時間かけずに仕上げて入れて、と。

あとがきには何を書いたらいいのか……ツイートみたいな気分で書くものじゃないし、としっかり丁寧に、でも自分らしく、言いたいことまとめて、って結構大変でした。未だに正解が分からん。

キャラ紹介は予定していたものだったのと、ただせめてキャラのビジュアル伝える一助に……と、以前描いた顔イラストを付けてみたりしました。下手でも許してほしい。

なおキャラ紹介ページだけ紙変えてカラーで入れてもらいました。イラストの為にな!

楽曲の許諾掲載は簡単ですね。JASRACに申請して返ってきた書類の許諾番号と、使用楽曲のタイトル・歌手・使用した章を載せました。最低限、許諾番号を載せないと意味ないですからね……。タイトルとかは趣味です。フル聞いてみてね。

奥付にはタイトル・発行者(私のこと)・Twitterアカウント・メールアドレス・印刷所・原作タイトル・無断転載ヤメテネ系の記載。まあ、前の合同誌参考にしました。めっちゃ助けられてる。

最後に目次ですけどこれページ数で変動しまくって大変でした。最後の最後にページ番号ミスったまま納品したからな!仕方ねえな!

なので叩き台作ったらページ数の調整とともに修正してく感じです。もうこれは仕方ない。

4.ページ数の調整・計算

Wordで書いてたので(他のエディタ使えって言わないで……ぶたないで……)しまやさんのテンプレートが助かりました。

www.shimaya.net

ここに本文流し込んで、あと「しまや簡単word入稿」を使いました。wordテンプレートで作成した原稿をPDF形式で確認できます。

www.shimaya.net

丁寧に説明してくれているので難しくはないと思います。

まずはテンプレートに突っ込んだ文面を章ごとに分けつつ、中表紙(どう呼んだらいいのか、表紙めくった最初のページ)とか目次とか入れて、偶数ページから各章始まるように、という調整をしていきました。

やってみたら片面カラーにしたキャラ紹介のおかげで見開き真っ白になる部分ができて、わあってことでちょいとポエムなページ入れたりしましたが。まあそういう感じのライブ感が上手く効いてくれたらなって感じ。

で各ページ決定したら目次のページ番号を調整だーってなるんですけど、これを忘れて入稿したもんで刷ったやつのページ番号ズレてます。てへぺろ

印刷依頼をしよう

しまや出版さんのユーザーページでアカウント作って、印刷見積りの作成です。

https://shimaya-ec.net/(何か埋め込みにならなかった)

ここもサイトの指示に従って、って感じですが、いろいろ困ったときにはとりあえず問い合わせです。ホント大事コレ。

「キャラ紹介のカラーページを片面で本文途中に差し込みたい」とか、そういうわがままをどうすれば叶えられるのか教えてくれますし、何なら向こうのスタッフさんが見積り作ってくれてマジ神……ってなります。臆してないで連絡しような。

今回別にイベント出すとかじゃないので、7/1の発売に間に合わせて出せればいいやーってことで、15%割引の早割入稿で依頼。間に合わせました。

書き下ろしを準備しよう

お金貰うんだからweb掲載した以上の物をお送りしなくては、ということで書き下ろしを用意。

届くまでの間で書いて合わせて載せようと決めて書き始めました。

コレBOOTHでおまけファイルとしてDLできるんですけど本編読んでから読んでほしいですね!!アフターエピソード的なやつなので!!

でまあ、ががーっと書いて、ええまあ発売ぎりぎりまで……。の後pdfに変換して準備完了。ここは書くだけですね。

販売サイトを決めよう

今回はBOOTHを使いましたが、色々ショップサイトはあるようです。

ただまあ事前にpixivのアカウント持ってたのとかもあって、今回はBOOTHで。

ここではショップの名前決めたり商品の名前決めたり、金額やその他もろもろ設定していきました。

別に難しいことはなかったかな。

あ、最後の最後、商品ページ公開してオッケー!と思っててショップの公開忘れてたとかありました。気を付けよう。

本が届いたら

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届いた本の皆さん

中身のチェックをした上で、購入されたら発送準備とかしないといかんのですな。水濡れ対策したりとか考えて、ネコポス(BOOTHの発送方法として選択できました)適応サイズに収めて、と。

発送自体はメルカリとかと同じく、購入者の登録した送り先住所などをQRで表示、そこから送り状自動で作って、って流れなので、これも簡単ですね。匿名配送が手軽になるのはいいことだー。

まとめ

  • 原稿の調整大変、特にページ数と目次
  • 印刷所さんは優しいので困ったら連絡しよう

一番大事なのはこの二点だと思いました。ホント、印刷所さん優しいので……。

今回刷ったのはフォロワーさんの後押しや、何より私が形としてほしい!と思ったので刷った、というものですが、たとえ人から見て稚拙だろうと読んで何か思うところがあったら良いなと思う次第。

aria-d.booth.pm

トッププリチャンアイドル、白鳥アンジュに憧れる少女「詩上アリア」。

姿を消した白鳥アンジュを想ってデビューを迷う彼女の前に、ある日現れた謎の少女「白星アルビレオ」。

アリアがアルビレオとの出会いで踏み出した一歩。

夢、憧れ、出会って得た大事なモノ。

そういうお話にできたと思います。

もしよければ読んでほしい。その前に「キラッとプリチャン」見てほしいしそっちの方が重要です。1期はアマプラ、それ以降気になったらdアニメストアにGOです。

www.amazon.co.jp

私の人生を変えられた作品。どうぞよろしくお願いします。

プリ☆チャン、良いよ。