湖面の底

見たアニメだったり推しだったり、多分酷いことになる

劇場版ポールプリンセス!!を見てほしい話

劇場版ポールプリンセス!!を見てください

という話をします。

特定のキャラに依るし言語化ができていませんが見てください。

特に御子白ユカリという女を見てください。最強。

 

劇場版ポールプリンセス!!というタツノコCGの極限

タツノコ3DCGといえば我らがプリズムのきらめきの伝道者、乙部善弘さんなんですが、乙部さんを3Dディレクターに迎えて10年以上の積み重ねの結晶として出てくる3DCGライブのクオリティが堪らないものでした。

各キャラの個性と精神を描くライブというのはやはり(私が触れ続けてきたから、というのはあるものの)プリティーシリーズの系譜を感じるもので、挑戦者たる主人公と絶対王者たる御子白ユカリ、のような明確な対比もありますが、本当に演出や曲や振り付けで「このキャラはこういう人です」というのを見せてくる作品という点で、本当に一見の価値があると思います。

劇場版ポールプリンセス!!を見てください。

 

劇場版ポールプリンセス!!のストーリーの良さ

全体60分という尺の中で見せられるものって少ないと思うんですが、その情報量をライブシーンにも織り込む形でストーリーを他に振れてる気がします。

今回はリリアスバルとヒナノ御子白ユカリに振っていた気がしますが、他のキャラも掘り下げあるといいな。

Webアニメ版もあるということなのでコレ見て掘り下げ楽しみにしたいと思いますまだ見てねえ!!!!

各キャラのバックや精神性などを曲に織り込んだ表現として作った上で、それぞれの成長や挑戦を描いた作品として良いまとまりだったので、是非これを機にTVシリーズ作ってほしいですね。3年くらいでどうですか。チャンも3年やったし。

 

劇場版ポールプリンセス!!の御子白ユカリって女が良すぎるからどいつもこいつも見てほしい

これを言いたかったんですよ御子白ユカリを見てください。

知らなかったんですけどTwitterのリンク埋め込みできなくなってるんですねクソこの……。

公式アカウントの御子白ユカリチョイス

上のリンクから画像4枚チョイスされてるので見てください。見ろ。

キャラ紹介だけは確認してから見に行くかーって言ってたらなんか居たよね白いのが。

知れば知るほど逃げられないくらい好きなキャラだったわけですが、実際見たらもっと好きになってしまって、下の画像は映画見る前日に購入したアクスタです。なにしてんの?
f:id:Ariadust_00:20231210214336j:image

初見の映像で見た御子白ユカリのステージ、とにかく「これがこの作品の最強」というのをぶつけてきてくれて、4連続連覇というキーワードはありましたがそれを説得力としてステージで見せてくれるのが素晴らしかった。

劇中で誰に説明されるより、ステージを見るほうがわかりやすくその強さが見えるという点で、本当にこれはすごいものを見せられました。

Saintly Pride、まだフル尺版が配信されていないそうですね。

よろしくお願いします!!!!!

ステージ以外での御子白ユカリについても語りたいことがかなりあるんですが、とりあえず彼女がどこまでの世間知らずでどこまでの天然なのかが分からないと私はこのまま「あるかもしれないけどないかもしれない御子白ユカリの話」をし続ける化け物になってしまう。

映画館を出て帰宅するまでの間に妹との話が「サナ姫がノア様ユカリ様を引っ張って原宿でクレープ食べたりする話」「ユカリ様の迎えの車で会場まで行くエルダンジュ」とかそんなんばっかりでした。この二人はまだWeb配信アニメを見ていません。

 

結論として

劇場版ポールプリンセス!!を見てください。

上映劇場

スクスタ2nd Seasonを越えて

今更ですが

スクスタがサ終と相成りましたが、読もう読もうと思って遅かった私は47章8話までを録画したところで間に合わなかったのでした。

一応その時点で26章辺りまで読んだ上で、その後は録画優先で読むのを後回しにして。

で今日はやっと30章まで読み終えたのでその話です。

 

前提

スクスタが何か、20章だの2nd Seasonだので炎上したことは触れる前から知っていました。

知ってはいましたがそれはそれとして、ウィン丸にドハマりしたのを騒いでいたら「ウィン丸好きな人がハマる女はスクスタの方がいそう(意訳)」みたいな言葉をもらったのもあり、何となく気になっていたので読めるだけ読むぜということで。

読んだ感覚として、大前提が「私は2nd Seasonめちゃめちゃ好きだな」なので、タイトルで検索して引っかかって見に来た「2nd Season合わなかった人」とか「20章で読むのを辞めた人」は読まないほうがいいですマジで。

 

各キャラについて

2ndといえば、まあ鐘嵐珠とかミア・テイラーとか三船栞子とかDiverDivaとかしず子……まあ色々フォーカスありましたよね。

特にですが三船とミアとランジュめちゃめちゃ好きになってしまったんでそこ3人をPUで。

 

三船栞子
f:id:Ariadust_00:20230704011654j:image

初登場のときからかなり好きでしたが、2nd読むとさらに好きになって、今この瞬間は仕事帰りにOVAを見た衝動で書いてますが三船栞子が好きです。

スクスタに限って言うなら、初登場は人によっては印象悪かったんだろうなーと思いますが、どうなんだろう。

「適性」を語って違う道を示していくというのはなかなか凄いというか、人を見る目があり過ぎる。

生徒会長戦の「どう返されたところで、今のあなたの言葉に力などありません」とか名言ですよね……!切れ味が良い……!

私は言動の切れ味がいい女が好きなんだなあというのをこのところで再認識しましたが、間違いなくその一端を担うキャラですね。

「適性のない人間が入部しても無駄」「このほうが皆のためになるのに」とか、硬いし真面目だし不器用だし発言はストレート過ぎるし、でもそれでこそ、そこが変わったり変わらなかったりすることに魅力があるんだと思います。

2ndにおいてはランジュのこともあり部にいるわけですが、何度となく出てくる「ランジュを放っておけない」というの、とても好きです。

「相手を放っておけない」「相手のために動きたい」三船が幼馴染を放っておける訳がない、だからこそ彼女は同好会ではなく「鐘嵐珠の側」に居ることを選んだわけで。

本人も硬かったのを「同好会によって変わった」と思っているし、その彼女がランジュを「変える」というか、ランジュに「気づかせる」という方が正確かもしれないけれど、その流れもまた美しい。

姉の薫子に対する複雑な感情にも、最後には「我慢しない」「素直になる」という形で好きを叩きつけたわけですが、このあたりちょっと違う形だけどアニメの「素直でもっといたい」に掛かる感じがあって好きなところ。

鐘嵐珠という「規格外の、普通の女の子」に寄り添い続けようとした三船栞子。

変わらず真面目で変わらず相手想いで、少し素直になった三船栞子は本当に、魅力の塊だと思います。

余談ですがアニメの方の曲で一番好きなのは三船の「EMOTION」です。

「あなたに届け」、いいよね。

 

まさかこんなに好きになるとは思わなかったんだなあ。

 

ミア・テイラー
f:id:Ariadust_00:20230704011745j:image

天才作曲家にして飛び級大学生、天才的音楽一家の娘。

結論から言えば私の好きなタイプの「そう望まれた」タイプに近いのかな。

歌の才能も期待されて、でも「ただ楽しんでいただけの自分」とその重圧に圧し負けた。

個人的にはやはり、彼女が「あなた」の曲を使ったしず子のライブで感動「してしまった」のが良かったですね。

私は2ndを通して描かれたものの一つは、恐らくこれまでのシリーズでも大事にされてきた「論理を超えて伝わる『なにか』」だと思うんですが、その一つがミアと「あなた」の曲作りのエピソードだと思います。

ミア・テイラーの、あらゆる曲から「バズる」ものを引き出し作り上げるのは間違いなく才能ではあるけど、それよりも何故か「いつもなら記憶に残らないはず」の「お遊びみたいなライブ」が印象に残ってしまう。

「あなた」の作る曲は技巧としてはミアに並ぶものではないんだろうけど、それでも、という。

この辺り、合流してからは意識的に「あなた」の曲を聞こうとしていたりするのが、才能に甘んじないミアの良さだと思う。

璃奈の感じたシンパシーから踏み出す流れも好きですが、どうにも私は「なにか」の話の方が印象的だった感じがします。

中須とキャンキャンやってるときの「ミア子呼びはりな子に似てるから良し」とかも好きなんですが、この辺り「才能あると人間関係に難」みたいな話にもなるんでしょうか。どちらかというとランジュがそれではあったけどミアもそれを含む気がします。

 

鐘嵐珠
f:id:Ariadust_00:20230704011806j:image

全ての元凶ではある。んだけどね。

傲岸不遜傍若無人

に見えるだけの普通の子。

「持って生まれて『しまった』」才能のおかげで、「特別」に扱われて孤立する。

本人は「特別」を全く望んでいなかったし、理解もしていなかった感じだったし、あらゆる言葉は本心も本心で、まあ言い方は治すべきだとしても悪い意味で言ってたわけではなかったんですよね。

この辺り、周りはどうにも振り回されるし言葉はどれも強かったし、なまじ本人に才能もあるしで、なかなか理解されにくかったわけですが。

一番理解者に近かった三船も、ステージに立つ前にはちょっとナイーブ入ってたのか、「あなたと同じにはできない」とか言っちゃったりしましたし、難しいですねランジュ。

表面に出てくる「部に来る方が皆のためなのに」だったり、上から目線に見える言葉も全部本心で、ランジュ自身「部の環境でより高みを目指せる!」と言いたかったんだろうけど、いかんせん言葉が強かった。

グイグイ行くけど伝わらない、コミュニケーションに難があると片付けるのは簡単なんですが、そもそもランジュの場合は「特別」にされたりで距離を作られてきたから、というのはありそう。

何が良くなかったって本人が負けず嫌いなところがあって、しかも万能完璧人間だから大体のことで周りに勝ててしまうところが、なんというか巡り合わせが悪かったよね──。

「あなた」に対しての敵愾心が特に負けず嫌いな感じ。

その上で才能に胡座をかかず努力を怠らず、自分の限界を常に超えていこうとする姿勢はなんというか、「ハリケーン」なエネルギーの別の側面にも見えます。

別の面というと、ランジュの中にはやはり幼少の経験があるのか、「友達」に対する欲求が強いですよね。

子供っぽいところがあるのも関係するところかもしれない。

同好会に来てからは先輩呼びして欲しがったり集合写真ではしゃいだり、部にいるときでも同好会メンバーが行けば大はしゃぎだし、しず子が同好会に戻ったときなんかは本気で寂しかったんじゃないかな。

この辺りの「友達」ネタはアニメでもちらほら見えてましたが、あっちは尺の都合というかなんというか、はしゃぎ方が違う感じですよね。それも味。

才能に溢れた彼女が、「才能だけでは足りない、スクールアイドルにとって大切な『なにか』に届くまで」というのが2nd Seasonの大事なところじゃないかなあと思いました。

むしろ才能とかより大事なものとして描いている気も。

一見して単純なようで、その実は複雑で、それでいてシンプルな面もある。

読み進むたび色々な面を見せてくれる鐘嵐珠は、間違いなく魅力的と言えるのではないでしょうか。

 

ストーリーのここ好き

キャラにフォーカスして「こういう流れで」という話はできたので場面単位のここ好きの話といいますか、フォーカスしなかった範囲の話。

上3人以外のことになるかな。

「それでも」の中須

f:id:Ariadust_00:20230704005007j:image

中須かすみ株が大幅アップした瞬間。

私は「誰かに否定されても『それでも』を言えるキャラ」が好きなんですが、やはり中須かすみは芯のある女でした。

ある種「なにか」にまつわるシーンでもあると思うんですが、このシーンで中須のことより好きになりました。

 
直すべき
f:id:Ariadust_00:20230704005304j:image
f:id:Ariadust_00:20230704005327j:image

ちょっとは直したほうがいいぞ……!って読んだときは思ったんですが、今となってはこれも味だな……。

 

ちゃんと謝れたな
f:id:Ariadust_00:20230704010139j:image

私はやらかしを謝れる人間が好きですよ。

本当にやりすぎだとは思うが……!

 

努力家
f:id:Ariadust_00:20230704010257j:image
f:id:Ariadust_00:20230704010326j:image
f:id:Ariadust_00:20230704010341j:image

普通ヤバいもの食べたときに「胃腸も鍛える」とは言えませんからね……。ストイックさを全方位に発揮するランジュが私は好きですよ……。

 

朝香!!!!!!
f:id:Ariadust_00:20230704005442j:image

f:id:Ariadust_00:20230704005458j:image

f:id:Ariadust_00:20230704005516j:image

f:id:Ariadust_00:20230704005531j:image

間違いなく一番好きなシーンの一つ、朝香果林。

やはりこういう、負けず嫌いほど壁にぶつかったときが大きいですよね。

普段余裕ありげな顔をしているというか、年上組なのもあって冷静ぶってる朝香果林がここまで打ちのめされている。

多分だけど「かすみに」「大敗」とは思わなかったんだろうしなー……でも誰であれ負けたら落ち込みそうな人だしなー……。

25章は本当に、自分の「やりたい」「なりたい」を、大人ぶって抑えていた朝香果林の解放だったような気がします。

勝ちたくて勝ちたくて仕方ない、だから部に移ってでも、という貪欲さ。

そこに正直になって、「誰よりも上に行きたい」を肯定できた彼女はさらに美しくなったと思います。

f:id:Ariadust_00:20230704005936j:image

f:id:Ariadust_00:20230704010000j:image

いやあ、やはり一度折られて膝をついて、そこから立ち上がるのは最高ですね……。

めちゃめちゃ長くなったな他のシーンに比べたら。仕方ない。

 

総括?

通して、やはり「論理を超える『なにか』」だったり「望まずそうあるものの悩み」みたいなところが多く見えて、いい話だったと思うんですよね2nd Season。

個人的に感じたのは、またかと言われそうですがウィン丸の「本当の歌」絡みのことで。

あれをかのんが否定したのは、つまりそういうことですよね。

才能や論理で言えばともかく、あれはスクールアイドルのステージであり、それを作っているのは誰か?とか、そこに必要なものは何か?とか。

期せずしてウィン丸の掘り下げになった感じで、そこも含めて読んでよかった。

「正直そんな燃えるようなものか……?」という感想があるんですが、界隈として初期ランジュや初期三船をはしゃいで読むのは異端扱いってことなのかな。

ああいうキレッキレのセリフが出てくると「どう変わるのか、どう変わらないのか」みたいな楽しみが先に出てきてしまって、嫌いになれないんですよねどうしても。

それはそれとして監視委員会はやりすぎだったと思う。

でも謝ったので許してあげよう?

ランジュもしっかり反省して「あなた」に謝罪しているし、中須から求められたことにも応えているし。

なんというか、やりすぎてはいたけどそれはそれとして、というか……。

まあ監視委員会は……。

さておき、ちゃんと読んでよかったと思うと同時、もっと早くに触れるべきだったと思います。

スパスタ見てからニジに遡って、そこから冒頭の意見をもらって、と迂遠な流れで、しかも機種変前のスマホだと過熱がひどくて動かなかったから敬遠気味とか色々重なり。

いやそれがあってももっと早く読んで最後まで見終えるべきでしたね──。

虫のいい意見かもしれませんがシナリオブックをよろしくお願いします──。

私は少なくとも、これは覚えていたいと思いました。

孤独な太陽……ではなかった【スターズ!】

アイカツスターズ!96話最高でした

っていう話です。

パーフェクトさん改めエルザ・フォルテ、出てきてからの感覚は「何しても面白くなりそうな女だ」と思っていたんですが、バックボーンが見えてきてからはもっと素直に刺さった感じがします。

今回は太陽のようなアイドルの話。

 

そもそも

親が悪いよなァ!おい!!

ユキエ・グレース・フォルテ、本当に私の地雷である「(事情はどうあれ)ちゃんと親をやらなかった親」という感じで、それが拗れて太陽のドレスを追い求めたり、それが叶えば全部切り捨てたり、引退宣言してみたり……何もかもお前のせい……!と思ってしまう。

もちろん母フォルテにも仕事だったり事情はあるわけで、そこを斟酌しないのは評価としては歪んでるよなと思うのですが、私の中ではやはり受け入れがたい存在です。

もっと苦手なのはステージママですがそれはさておき。

なんというか、「分かるんだけど!分かるんだけども!それはそれとしてちゃんとしないとあかんでしょ!!!分かるんだけど!!!」というもどかしいやつで、割り切れないから気持ち悪い。

エルザ・フォルテ自身の動機の根底にあるのが「見てほしい、褒めてほしい」と読み取れるのが、どうにも哀しく母フォルテへのフラストレーションが増していきます。

そもそも論自体に「そもそも」価値は薄いのかもしれませんが、でもこれもエルザ・フォルテの味として好きなんですよね。

 

空虚な太陽

自分一人で戦うと宣言して周りの人を顧みないエルザ・フォルテ。

対して自分は一人ではないと自覚して、助けられながらステージに立った虹野ゆめ。

まあ勝てるとは全然思っていなかったんですが、印象的なのはその前の引退宣言。

そもそもの動機が「太陽のドレスの獲得」で、それがあれば勝てて当然だと思ってた感じを受けました。

そうなるとその先、将来的な目標や展望がない。

となれば引退宣言も頷けるというか、内側にある本音は「憧れた母親に見てほしい、褒めてほしい」だったんで、それが叶うにせよ叶わないにせよ続ける意味がない、と。

その先がない彼女が「皆を輝かせたい」という、まあ漠然としていないでもないとはいえ口にできるゆめに敗北するのは必定と思えます。

あくまで一人でパフォーマンスを仕上げた彼女と、周りの皆に助けられてきたゆめというのも対比的で、なんとも哀しいステージ前でした。

それが負けて変わっていくのが素晴らしい、という溜めの話で、負けてからはしっかり前を向けて、「これから」の話をできているのが素晴らしかったです。

 

太陽が一人であるはずもなく

敗北してもちゃんと「おめでとう」と言えるのは流石の貫禄というか、意地なのかもしれませんが。

言ったことには責任を取るのだと解散は撤回しようとしないし、まあ意固地というか頑固というか、よく言えば芯の通った人……?

でもそれに対してヴィーナスアークメンバーの「座り込み」だったりは、本当に「孤独な太陽」だったらありえない事だよな、と思います。

孤独(本人的には孤高かも)と思っているのは本人くらいで、周りの人間は誰も彼も彼女を見上げてついてきた。

そもそもヴィーナスアーク生徒は「エルザ・フォルテが見出して船へ招いた」のであり、そりゃ自分の才能を(降ろされるケースがあるとはいえ)認めてくれた人への感情は少なからずあるのでは、と思うとそりゃ放ってはおけないでしょう。

一人だと思っていたしそのつもりだった。

けれどその実、彼女は慕われていたし支えようとするレイたちがいた。

孤独なわけがない。

負けたあとにそれに気付かされて、なんともスッキリしたいい笑顔で出向を宣言した彼女は、まさしく一皮むけたというやつで素晴らしかったです。

Bon Bon Voyage!

 

最後に

一期で見ていた25代S4が3人卒業して出番も減り、そこに出てきたインパクト抜群の面白女……だったはずが見事に刺さりました。

一人だと思ったままステージ立って負けて、支えられて見上げられているのを自覚して、次の航海へ。

本当に、負ける前後で張り詰め(過ぎ)ていたような厳しい顔が、真っ直ぐな笑顔になっていたのが印象的。

負けた直後、ステージ上で母親に抱きしめられたときの表情も、なんとも「歳相応の子供の顔」をしている感じで、あの顔も良かったです。

ステージが素晴らしいのは当然なので語ってはいませんが、なんとも良いキャラでした。

 

 

 

 

 

それはそれとしてあの大会の大騒ぎの裏で星の翼を手に入れている女、怖すぎるだろ白鳥。

アイツの話

色々ハシャいだ4/28

ということで3期生二人が発表されてテンションが上がって大騒ぎでしたね。

ニュース | 「ラブライブ!スーパースター!!」公式サイト

予想通りウィン丸参戦と、なんか鬼の妹……オニシスター……。

色々あって色々考えて、まとめておこうと同時に改めて好きなところの話をしようと思い至りました。

まあ発言の意図が伝わらないとかもあったけどそれは反省や改善として、その話だけにしたくはない。

なんで好きなんだっけ?とかを自分の中に「今の理由」を落とし込んでいく文章です。

 

そもそも

そもそも、私は「圧倒的」なポジションの存在が好きです。

好きなMSはガンダムTR-6インレだし、チャンでも白鳥を推すのはそこが間違いなく一端だし、S4でも白鳥だし、遡れば始まりは幼少期に見たクウガでダグバに惚れたところからです。

ウィン丸も例に漏れず。

圧倒的な声と歌、圧倒的なツラの良さ、その他諸々を含めた結果圧倒的に目が離せない女。

スパスタ的には1期優勝のサニパでは?というところもあるかと思うんですが、どちらかというとLiella!との距離感が近かったので「親しみやすさ」のほうが勝りました。

往々にして「圧倒的な存在」というのは主人公ではなく、超えるべき壁として描かれがちです。

超えられたとき、負けたとき、その存在は何を思うんでしょうか?とかそのあたりがルーツな気もしないでもない。

ついでにいえばダグバとかの「倒すべき敵」ではないものとして出たときには、「挫折/敗北と再起」という要素も見られたりするので2度美味しいです。

敵なら倒して終わりですが、例えばライバルであれば、その先でまた見えるのかはたまたそこで道を退くのか、という流れが有り得て良いです。

そのあたり、やはり兼ね備えているのがウィン丸だったわけで。

 

どの辺が好きなんだっけ

上記の癖にハマる部分だと

  • 「Butterfly wing」の所見での圧倒的インパク
  • 個として立つ「エーデルシュタイン」の苛烈さと信念
  • 予選でLiella!に敗北して初めて失敗を知ったような顔、仕草
  • でも負けたあとには次を見ている感覚もある

とかそのあたり。

やっぱり圧倒的に印象が強くて、曲のイメージも何もかもが鮮烈だったと思います。

別に他アイドルを下げる意図はない。

他に見た目の話をするなら

  • かのんよりちょっと身長高い(かのん159cmに対し161cm)のがなんとなく好き
  • 1期ラストの「目」
  • 振り付けで気になるのは指

みたいな。

身長高い組なのが良いよね。

目については各シーンどれも良いんですけど、やはり最初の振り返るカットが一番好きですね。

下はシングルCD特典のメガジャケを撮影して切り抜いたもの。

素晴らしい輝き。
f:id:Ariadust_00:20230429024909j:image

あとは個人的に「どう転んでも面白い」も強みだと思うんですよね。

私の好きなムーブは

  • かのんを煽るために滑り台上がって煽ってちーちゃん来たら居なくなるウィン丸(走って逃げたのか……?)
  • ライトでかのんの部屋に合図送って階段上から煽るウィン丸(気づかなかったり部屋にいなかったりしたらどうする気だったんだ……)
  • マイクパフォーマンス(それでこそ!!!!!)

最後のは特にですけど、挫折を知らなかった(受験の失敗をそんなに重く捉えていなかった、と私は見ているので)ウィン丸が、本気で勝てると思っていたからこその反動としての所業なのがとてもいい。

面白い!と思うと同時に「本当に勝てると思ってそこにいたんだ」とか「そこからどうする?」みたいな感覚があって、やはり一番好きなシーンとして間違いないかもしれない。

一時の感情だったのかその後は割と落ち着いてるのも、普段は結構冷静にモノを見るのかなーとか思えて。

他がどう見てるかは分かりませんが、私にとっては一粒で何度も美味しい素晴らしいキャラクターに間違いない。

 

「ラ!のオタクではない」

ここは自戒も含めたターンなので飛ばしていいです。

次の見出しで色々話す。

常々私が言ってた

「ラ!のオタクではなく、スパスタのオタクでもなく、ただウィン丸が好きなだけ」

というやつ。

これまあ誤解を生みかねない書き方だったかもなーということは思いました。

この言葉はそもそも自戒で、「こんな風に一人だけにフォーカスして見ている人間が作品のオタクとかシリーズのオタクとか言っちゃいかんでしょ、シリーズそもそもほぼ見てないし(この記事書いてる時点でスパスタ全てとニジ1期13話)」みたいな感覚でした。

私は雑食かつ評点がユルッッッユルなので、多少粗があっても私に刺さった部分があれば「うーん5万点!」みたいな評点で作品を見ている人間です。

スパスタも例に漏れず、多少気になるところはあったんですがそれ以上にウィン丸が刺さってしまって。

だから真っ直ぐに作品を評価はしていないなーという感覚が常にありますし、ラ!に対して真摯に見ている人(そういう人だけではないかもしれないが、そういう人を想定して)と同じ枠に、言葉だけでも自分を当てはめるのが違和感あるし、気が引ける。

だから私はスパスタのオタクではないし、ラ!のオタクではないし、ウィン丸が好きなだけの人間なんですが、まあ言い方が悪いなコレ。

そう呼ばれたくない、一緒にするな、みたいに受け取られることもあるのかなー?と反省はしました。

他のケースもあるかもしれないけど分かりません。言われてないから分からん。言ってくれれば分かったかもしれん。

とりあえず言い方としては「ほぼウィン丸しか見ていない私がスパスタやらラ!のオタクやら名乗るべきではない」とか、もうちょい言い方あるか?とかそんな自戒です。

 

ウィン丸に感じる面白さ

ここは悪いオタクがまた擦ってるみたいな話になりかねない部分なのでまた飛ばしていいやつではある。

でもここも間違いなく魅力だと思うんですよ。

とにかく「どう転んでも面白い」(私調べ)。

3期生発表前でも

  1. Liella!合流:謝罪とか挨拶とか敬語とか心配と期待が多くて楽しみ
  2. ソロ継続:個として立ち向かう姿をまた見られたらそれはそれで最高

みたいな話で、何もかもすべて想定するとどっちでも面白いし強いですよね最高。

何をしても「最高だウィーン・マルガレーテ!!!」か「面白い女ウィーン・マルガレーテ!!!」になる……。

まあ私がチョロいだけかもしれんが……。

あの顔あの声あの歌唱力、その他諸々の強さを持ちながらどう動いても私に刺さるか面白い。

2期でも、上に書いた通りの面白ムーブに対して、それはそれとして圧倒的なライブ。

信念/信条があるのも間違いないと思うし、人を下に見ているというよりは自分の努力と積み重ねが誰かに劣ると思っていないだけ、みたいな感覚もある。

どんな表情で3期生として加わるのかもわからないし、「先輩」になるLiella!1・2期生メンバーらにどんな態度を取るのかもわからない。

でもそれもまたどう動いても面白い気がしているので、なんというかここまで「良く」「面白い」という同居感は独特な気がします。

どうにも目が離せなくて、何をしても私は好きだと思ってしまうし他の粗を「些細なもの」と思ってしまう。

雑に引用するならまさしく「エーデルシュタイン/宝石」というところ。

この先の3期、どう転ぶのかどう進むのか、どうなろうと私はきっと好きなままな気がしているし、それが覆ったら私としては大事件かもしれない。

どうにもこうにも楽しみですね3期。

 

総括

とりあえず私はウィン丸が好きで、多分自覚してるだけでもこういう理由で好きなんだろうと思うし、だからこそ自戒を込めて、という話でした。

私は基本的に「誰かの好き嫌いは私の好き嫌いには無関係、逆もまた然り」を信条にしていますが、それはそれとして自分の考えががうまく伝わっていないという点はモヤるし嫌です。

ついでにツイートだけでは流れてしまうしまとまりにくいので、やはりこういう場はあると便利ですね。

「私がウィン丸を好きだ」というのは私の中では間違いないものですが、他から見たら「そんなのは『好き』ではない」かもしれませんが、それはそれとして私が目を離せないのは間違いないんじゃないかなきっと。

またこういう記事は書くかもしれないし書かないかもしれない。

アイカツスターズ!(1期)お気に入り曲デッキの話

アイカツスターズ!(1期)が良かった

超良かったのでお気に入り曲の話をまとめようと思いました。

ゆめの目標の話とか、ローラの「らしさ」の話とか、あこの在り方とか色々いい話が多いんだけど取り急ぎ「曲」の話をまとめておきたいんですよね。

 

具体的に

■みつばちのキス

聞くとゆめ&ローラの絵が浮かぶの強いですよね。

「何となく全体」が好きというか。

恋愛ソングで歌詞は甘々。

正直あの二人でこの恋愛ネタ出てくるのギャップ結構ありますよね。

ゆめは本人がどいつもこいつも「友達/ライバル」カテゴリに入れていくし、ローラもローラで恋愛がらみ無かったし。

とはいえそれを歌うのも「アイドル」の仕事なんだなあ、みたいな感覚があって面白いです。

それはそれとしてやっぱりノリが好き。

 

■Dreaming bird

リリエンヌ強いですよね……。

「手に入らなかったものを求めるのではなく今持つもので勝ち上がってやるんだ」という決意の歌。

体が弱くともその上で努力して得た手札で自分の歌を世界に届けてやるのだと。

「折れた翼のせいにはもうしない」とか、自分の体のことを悔しく思った時期もあったんだろうなーとか見えてきてとても好きです。

 

スタージェット

「自分らしさ」の歌。

「正解は私が決めるの」だとかが好きで、「なりたい私になれ!」とかパワフルで力強く自分らしさを肯定するの良いですよね。

S4決定戦でもゆめが歌ってるわけなんですが、1期通して「ひめ先輩みたいなアイドルに」だったのが、徐々にゆめらしく塗り替わっているのも織り込まれていて、その点含めて好きな曲。

 

■1,2,Sing for You!

私は「折れても立ち上がるヤツ」が好きなんですがやっぱ桜庭ローラですよ。

S4決定戦でもソロで歌っていたので印象強いんですが「自分しか歌えないうたを」というあたり、ローラの見つけたGoing my wayって感じで優勝ですよもう。

さすがは平成の桜庭……!

 

■未来トランジット

香澄夜空。

S4戦で歌っているのを聞いていて歌詞でおや……?ってなったんですがその後に留学宣言されてしまったやつ。

この場を離れる姉から妹に伝える決意とか、そういう曲?

「時々メール送るね」だとか「大きくきみに手をふる」だとか、初期に感じていた「近い距離にいる相手に対して『伝わってるはず』をやらかして事故りそう」がだいぶ変わって、ちゃんと伝える気になったんだね……!って感慨が少しありました。

香澄姉妹が好きなだけと言われたらそれはそう。

 

■Summer Tears Diary

「キラリ夜空飛ばす涙」って時点で香澄夜空ァ!になったやつ。

七夕の姉妹ライブで別れ歌をこの二人に歌わせるのなかなか最悪ですよね。

「いつかは思い出の中で〜」の辺りとか最高に切なくて、大人ではない視点特有の「ままならなさ」が素晴らしいです。

大人だったらこうできるのかもしれない、という諦観があるのが悲しくて、でも「チクリ胸に刺さったまま〜」という「忘れたくない」叶わないと思っている願いもあって、せめて「新しい場所でもキミはキミらしく」いてほしい。

諦観と願いと祈りが織り交ぜられた素晴らしい歌詞だと思います。

でもやっぱ「この夏をずっと忘れない」が後ろで出るあたり、忘れてしまうかもしれないけど「それでも」という風に取りたいですねここ。

いや何度聞いても染みる歌です。

「Good-bye Dear my best friend」って締めるのが最高です。

 

■episode solo

やっぱコレだろエピソロ。

「前向きな終わりについての歌」というやつです。

私が同カテゴリで好きな曲だと「Memorial(アイドルタイムプリパラ)」あたりになる。

最初のED曲かつ50話でS4が締めくくりに歌う曲という扱いで、タイトルに反してグループ曲なんですよね。

このあたり白鳥らS4の「どれだけ道が枝分かれしても、その根幹の繋がりは忘れない」というところで、卒業の節目を以てそれぞれ個別の物語が始まるS4のメンバーはまさしく「solo」という収まりが好き。

「卒業」という「アウトロ」が終われば、その先には「それぞれの道」の「イントロ」がある。

卒業や終わりに見えるものは一見終わりじゃなくて、「贈り物胸に抱いて」のように、それまで周りから貰った色々なものを抱えて、まだまだ先は続いていく。

貰ったこれまでがあるから「孤独を恐れない」でいいし、もし「集まったらGood collaboration」に決まってる。

1期最後の曲でありながらこれだけ前を向いているのが本当に素晴らしい。

何かの終わり、特に卒業ってのはしんみりしがちと言いますか、それを肯定的に歌う曲ってのは「大丈夫だよ」みたいな優しさが感じられるから好きです。

いやほんと、最高の曲ですepisode solo……。

 

締め

わかりやすく後ろに行くにつれて思い入れがある感じになっていますが、他の曲ももちろん好きです。

まだまだ2期もあるし、他のシリーズも見ていきたいし。

そもそものきっかけはプリ系とドリコラでコラボライブとかあって、MCシーンで「プリと違って真面目だ……!」とか曲がすごいとか色々あってまずスターズに手を付けたわけなんですが、ここまでハマるとは思わなかったです。

アイカツスターズ!最高────。

まだまだこれからも見ていきます。

カラオケ行きてえ。

マイキャラの話とか書いてみるか


何の話しようかっていうか、ブログに書くこととなるとTwitterと違って「情報をまとめて置いておく」に向いている気もしたので、なんかwikiみたいなもののほうがいいんですかね。

と思ったので今回はマイキャラの設定とかなんとかそういうところの話です。

なんでそういう名前にしたんだっけとか、ストーリーがあれば展開についても触れるかもしれん。

 

マイキャラ #とは

説明がいるかどうかというところですが、ここで言うマイキャラというのはチャンやマジの筐体ゲームでの「マイキャラ」ですね。

語るのもその2作で私が作って使ってたキャラの話。

ついでにチャンのマイキャラについては、それらを使って書いたSSがあったりするので、それのネタバレ的なものも含むと思います。

 

チャンの方

1.アリア
f:id:Ariadust_00:20230205003759j:image
f:id:Ariadust_00:20230205003840j:image

黒髪ロングに青い目とか、まあ性癖ですねパーツ構成。

フルネームだと「詩上アリア」で、苗字は「うたかみ」。

目指す人が目指す人というか、トップアイドルに憧れているという要素から「至上」の読みもできる組み合わせにしてあります。

名前の方はというと、「アリア/独唱」の名前から最後は二人で「デュエット」になるみたいなのいいよね……!という名付けでは全くなく、そもそもこういう「設定」とか無関係に私が使うキャラとして作っただけだったので、ユーザー名としての「アリア」でした。

チャンのときは身長の表現ができなかったんですが、年代平均からちょい低いかもしれないくらいのイメージです。

まあ筐体稼働中は延々PreciousMuseのコーデ着せまくってたというか、PMキラッととかランジュキラッととか、関連コーデとにかく着せてました。

PM系以外だとアルとのコンビとしてジャンピンラビッツとか、アル・ヒナと合わせてトリオでキラッツのコーデも着せていた気がします。

コンビコーデが手元に揃ってたらクール寄りのを着せてましたねー。

メンタル的なところになると、私の好みでの「クールが明るいのに振り回されて変化する」のコンビなのでクール側になってます。

憧れがあるけど踏み出せない、そこから背中を押されて前進して、惹かれていってというのが好きなので、そのケースでのクール側、拗らせていたのを壊される側。

書いたものとしては正直「性急過ぎたかなー」感が否めないといいますか、くっつくの早すぎな気もしないではないんですけどね。

まあそこはそれ。

結構大事にしているというか書きたいものは任せがちなキャラですし、また書けたらなと思ってますね。

 

2.アルビレオ
f:id:Ariadust_00:20230205004051j:image
f:id:Ariadust_00:20230205004058j:image

元々が「白鳥と七星の要素を併せ持つキャラ作ろう」みたいな盛り上がりから生まれたキャラでしたね。

なので「白のサイドテールに薄い赤色の目」という、外観は双方の色と形を取り入れています。

フルネームは書いた中でもあまり出せなかったんですが「白星・S・アルビレオ」で、「白」「星」はそれぞれから、「S」は七の意味での「Sept」でした。

アルビレオの元ネタははくちょう座を構成する星の名前で、位置としては頭。

白鳥/しらとり/はくちょうに縁のあるキャラとして作ったので、この名前いいなーって採用でした。

クール・踏み出せないアリアを振り回して前進させる側として、物語中では突然出てきて引っ張っていったり、強引さも見せられた……と思います。

コーデはアリアの対として、ランジュのピンクだったり、アリアを基準にして決めています。

基本的に楽観主義的、慎重派のアリアの背中を押していくタイプなので対極とも言えるのかもしれない。

抱き癖」というのが本編外(After系)で書いたりしたものの中にあるんですが、これは「白鳥は抱き癖あってほしい」という願望から引き継がれたものです。

あと単に、身長差として大きいほうが小さい方に抱きついてるのとか好きなんですよね。

なので身長についてはアル>アリア。

正体については「白鳥本人や白鳥に向けられた感情の集積があって、そこから何かの弾みで溢れたイレギュラー」という感じなんですが、なんでこんな設定にしていつ思いついたのかは今となってはよくわからなくなってます。

このあたりは後でまた。

 

3.ヒナ
f:id:Ariadust_00:20230205011417j:image
f:id:Ariadust_00:20230205011421j:image

写真しっかり録画していたのが見つかりませんでした……。

CygnArlA 天使篇(絶賛更新停止中)で追加したキャラです。

上二人の娘ポジみたいな感じで、確か「天使とかオカルト風味のマイキャラ」がテーマだった気がします。

設定の根幹は「羽を失って落ちてきた天使」で、アルと通じて、そこから二人の家に居着く流れになります。(天使篇01参照)

名前は漢字だと「翡七」で、これがまあメチャメチャ私の中で噛み合っていて好きなんで語ってしまうのですが、まず「羽が無い」ので「羽に非ず」という組み合わせとも見える「翡」。

「七」は天使というところから、「セフィロトの樹」の構成要素「セフィラ」のうち、7番目のセフィラ「ネツァク/Netzach」の対応である「緑」が緑髪の要素になり、「金星」から金の目、そこを踏まえての「七」でした。

さらに読みとして「ヒナ」とまとめて、アリアとアルにいろいろ縁の深い「鳥」要素と「娘」というのが入って……という、名前だけで話が長くなるキャラになってます。

曖昧なまま語られ始めているキャラではありますが、「見た目中学生、落ちてきたときの知識レベルは子供」というギャップと、そこからの知識や意識の成長速度はしっかり書きたいよなというのがあります。

もしかしたら天使篇はリブートされたりするかもしれん。

コーデとしては「3人目」のため、ランジュとかのコンビ前提コーデはあまり着ていない、かと思いきや後々出てきたクラシックとかレインボーとかの「追加色」を着ていた記憶があります

どちらかというと振り回し役で、だけど正体が「天使」とバレている分動かし方は変えないとなあとか、そもそも天使篇のオチは?というところとかが決まっていないため、あまり表に出てきていないところがあります。

大人になった二人の「娘」として、色々話も書けそうなのになんてことだ。

 

Ex.物語としてのCygnArlAについて

一番最初の「序幕」の時点では、アルのバックボーンというか正体みたいなところは全然決まっていませんでした。

正直これを「出会い編」として出して、その後はツイートとかでーとも思っていたんですね。

なんか勢いで続いたんですけど、いつ頃決まったんだったかな正体……。

大筋としての「出会い、ユニット結成、別れと告白」という流れすら当初はなくて、なんか進めてる途中で「アリアのメンタルを2回ほどバキッとやっておこう」くらいを決めていた気が。

でもおそらくユニット結成辺りでもう話の筋は固まっていたような。

そこから「何も言わずに消えて、それを引き戻す」の流れまで見えて、だから第4幕〜終幕にかけては決めたものを書き出しただけという感覚だったのを覚えています。

いちいち伝わるか分からないこだわりが色々入っているんですが、終幕が「終幕/幕間」で締めが「Fin / Never ending」かつライブシーン曲が「never-ending!!」なのは、ここまでで一区切りだけどこの二人の道はまだまだ続く、みたいな話です。

ストーリーの終わりはそのキャラの最後ではない、というのを思っているので、こういうことしたくなりがちですね。

「CygnArlA」の名前も色々こだわりましたが、はくちょう座「Cygnas」と「Aria」「Al」の組み合わせ。

表記だと「I/大文字アイ」ではなく「l/小文字エル」を使ってるのはこういう理由で、まあここは本編でも話に出してますね。

サブタイもなんかこだわっていたりはあって、「双想触溢」は手紙の結びに書く「草々不一」の読みに「お互いの思いが溢れる章」として当て字したものでした。

今見るとここだけ異色のサブタイですね。

 

マジの方……

に行こうと思ったんですが、書き疲れてきたので一旦ここまでを公開。

また気が向いたときにマジ側を書こうかなーと思います。

チャンのキャラでも特にアリアとアルの二人は、結構フォロワーさんも認知してくれている気がしています。

イラスト描いてもらったりとか。

作ったからには生かしたいし、まだなにか書けるはずとも思うんですが、如何せん話が見えてこない感じになっていて良くないです。

リハビリ的に他のもので書いていったりしているので、そっちもご期待……?いただければ何よりです。

これは宣伝ですがCygnArlAの二人については書籍化したのが在庫有り余ってるので、良ければどうぞ。(booth)

なお公開してない書き下ろしみたいなものも付属しますが、内容が内容なので年齢制限つけないとあかんかな……と思って付属する方には年齢制限かけました。

しない版は今ないんですが、そうなると価格を下げるか他の書き下ろしを付けるかしたいところです。

希望があればしない版を頑張りますので、なにかご意見あればお願いします。

【ARC-V視聴終了につき】覇王、悪魔、あるいは人

遊戯王ARC-Vを見まして

数か月単位で空くとかはもう普通になっているのでいいとして。

見出しの通り、初の遊戯王シリーズとして「ARC-V」を見ておりました。

色々ツイートしたりしたのですが、まあそれのまとめとして書き留めておこうかという記事です。

語る内容と前提

今回書く命題はズァークです。

どうでもいいけどズァークってキーボードで打ちにくいなお前。

色々思うところのあるキャラクターだったのでその話。

まずは前提の整理をしたいのですが、記憶に頼るとミスってるところありそうなので以下リンク。

dic.pixiv.net

ここベースに話すこととします。

私の感じた結論

つまるところなぜ私がこれを書いているか、なぜ彼を好きになったかという話です。

理由は、

「そう望まれて、その結果を否定された者だから」

です。

その話をいろいろとしていこうと思いますが、果たして文字数は伸びるのか足りないのか。

正直まとめてから書こうとしたのですが全くまとまらないので備忘録って言い訳でずらーっと書きます。ご容赦。

いろいろずらずら書きます。

まず、私は「観客」というものが好きではありません。

より細かく言うならば「自分の言葉に無責任な観客」というべきですが。

ARC-Vの中において言うのなら、やはりそれは「かつての世界」での観客。

リアルソリッドビジョンの開発、デュエルへの応用、それによって発生した事故。

そこに対して「もっとやれ」と声を上げた観客。

素直な感想として、人間の悪性って感じですよね。

元々のズァークは、モンスターと心を通わせてデュエルできるデュエリストでした。

それを歪めた一因は間違いなく観客の声であったのではと。

上にリンク貼ったpixiv百科事典ではそれに対して「メンタルの弱さ」という点を挙げていますが、まあそれは遊矢とかと比較するとそう見えなくもないんでしょうね。

でもたとえズァークのメンタルが弱い(遊矢比)としても、観客がかなり醜悪なのは間違いないと思うのです。

「もっと激しいデュエルを」とその声に応え続けてトップに立ったズァークに対して、そこでもなお「もっと」と声を上げるだけだった。

そこで牙を剝かれて、なおも人はこう言う。

「悪魔のデュエリスト」と。

ズァークは悪魔だったのでしょうか?という問いに対して、確かに行いは悪だったと言えるでしょう。

ではそれを生み出したのは?という問いには、どのように答えることができるでしょうか。

リアルソリッドビジョンがなければ。確かにあれがなければ現実への被害はありませんでした。

ズァークが観客の歓声に乗せられなければ。確かに彼がもっと強い精神性を持っていたら、全てを破壊するなどということはなかったのでしょう。

では、観客がもっと冷静であれば。

「自分は関係ないから」などと煽ることなく、最初の事故を危険視していれば。

ズァークは悔やみこそすれ、悪魔になることはなかったのではないか。

最強になることはなかったかもしれないけれど、全てを壊すためになどと言わず、オッドアイズと共に戦っていたのではないか。

世界が壊れることもなかったのではないか。

私はこの「観客」という要素が最も大きいものに見えてしまいます。

人の心の裏表、善悪の陰の側。

技術がなければ。それはいつか別のもので同じことになったのでは?

ズァークがもっと精神的に強ければ。個人に責任を押し付けるのもまた醜悪なのでは?

結局のところ、あの世界を壊す大本は「人の心」であったのではないかと私は思います。

そしてズァークは悪であり、また被害者でもあるのではないかと思い、それが故に私は彼を好きになってしまったわけでした。

なおARC-V全体での推しトップは赤馬零児です。

デュエルについての話

ズァークが過去どのようなデュエルをしていたかはよくわかりませんが、覇王龍と化した後について多少思うところはありました。

「ペンデュラム召喚」というシステムは、ズァークが覚醒した兆しであり、あれは本来ズァークが創始者である、とのことでしたね。

あの特徴として「ペンデュラムモンスターは破壊されたらEXデッキに行く」「ペンデュラム召喚時にはEXデッキの表側表示Pモンスターも召喚できる」というものがあります。

破壊されたとしても次ターンには帰ってくるというシステムであり、つまり「負け筋を潰す」という描き方ではないでしょうか。

ついでに覇王龍や覇王眷竜、覇王門の徹底した耐性も同じく、「負けないためのデュエル」という風に見え。

「勝ちたいのなら、勇気をもって前に出ろ」という教えと対照的であったのが印象的で、最初は彼もこういうスタイルではなかったのかな、などと思ってしまいました。

だって負けたら、彼は「もっと激しいデュエル」の敗者側に立つことになって、つまり「攻撃される側」になるわけですよね。

誰だってケガはしたくないよな。

類型のキャラクター(私調べ)について

なんとなく似てる気がしたキャラクターの話です。

まずウルトラマンネクサス千樹憐。

彼は「そう作られた(作られてしまった)」タイプであり、「望まれてそうなった」ズァークとは違いがありますが、似ていると言えなくも。

その生まれを呪うことなく生きた千樹憐、己をそうした一因である民衆に真の恐怖をと呪ったズァーク。

スタート地点が似ていても、それをどう受け取るかという点なのか、かたや光の戦士、かたや悪魔。

もう一人、アイドルタイムプリパラからガァララ・ス・リープ。

彼女も「そう作られた」です。

憐と違い、彼女は自分の境遇を良しとせず、自分に与えられた力でその境遇を変えようと抗いました。

その行いの善悪はともかく。

自分の行いの原因を許さなかった、という点や、その行いが空くと言われても仕方ない点は、ズァークと相似なのではないかと。

総評

結局あの「かつての世界」の人間たちは、自分とは関係ないからってステージの上のデュエリストコロッセオの奴隷のように戦わせて、ケガも何も構わず煽るクソだったからその報いを受けたってだけじゃねえかなあ。

クソ民度のせいで世界が滅びかけた。悲しいね。